ボディメイクとは?
「ボディメイクとは」の学術的な定義は現在存在しません。トレーナー業界、エステ業界、ダイエット業界など業界によって「ボディメイク」の言葉の使い方や意味が異なっています。また同じ業界でも「ボディメイク」の言葉の使い方や意味にかなり差があるのも事実です。
一般的には、広義では身体にメリハリを作ることを指し、狭義では女性がメリハリを作りながらスリムにな体型することを指すことが多いようです。
ただ最近では、ボディメイクという言葉の普及に便乗して、ジムでちょっと器具の使い方を教えられる程度のスタッフをも「ボディメイクトレーナー」と呼ばせているパーソナルトレーニングジムもあったり、ただ身体を動かす程度のジムをも「ボディメイクジム」と呼んだり、一度に何十万も払う高額料金のダイエットジムのパーソナルトレーニング担当するスタッフをも「ボディメイク専門パーソナルトレーナー」と呼ばせていたりする会社も多くなってきています。
なぜなら、ボディメイクという言葉に、「パーソナルトレーナー」「ダイエット専門パーソナルトレーナー」「ボディメイク専門パーソナルトレーナー」「モデル指導」「女優やタレント」「モデルに人気」「有名人ご用達」「女性専門ジム」「ボディメイク専門」などと加えれば、いかにもボディメイクに精通していて専門的で信用できるように感じさせることできるからです。ボディメイクで失敗したくないなら、注意しておいたほうがよいのかもしれません。
ただ痩せるだけのダイエットとボディメイクとの違い
たとえば、上半身より下半身のボリュームが大きい・・・。
上半身がMサイズ下半身がLサイズの女性ががんばって痩せたとしても、上半身がS下半身がMになるだけで、上半身と下半身アンバランスのまま・・・。
女性ダイエットの場合、それでは意味がありません。
必要なのは上下ともにSサイズにボディを変えていく「ボディメイク」ではありませんか?
通常のダイエットでは、ただ全体的に痩せていくだけ。気になる部位に限って痩せないとか、部分痩せできないといった不満が残ります。上半身の方がにボリュームがある女性もいますし下半身の方がボリュームがある女性もいます。
アンバランスな体型をバランス良くし、きれいに女性らしく痩せてボディメイクしていきたいという気持ちはありませんか?
どんな服もファッションも楽しめる体型になることが女性のダイエットの目的であり、その要望に応えられるものこそ、ボディメイクといえます。あなたはただ痩せるだけのダイエットで満足できますか?
あなたも、本当の意味でのボディメイクをしませんか?
ただ痩せるだけでなく女性らしくきれいに痩せたいという堅実な女性は、以下のボディメイク必須要素6つを確実に押さえなければなりません。
ボディメイクとは?ボディメイクするには?
では、ボディメイクしていく上で、どんなトレーニングエクササイズを何回行えばよいかというトレーニング種目やエクササイズツールなど具体的なボディメイク方法を探る前の大前提として、まずはボディメイクの基本概念を理解する必要があります。
そこで、まずは6つのボディメイク必須要素の解説です。
結論からいえば、女性の場合、ボディの完成度を高くするには、この6つのボディメイク必須要素を必ず満たす必要があります。そして、まずは@ABをきっちり押さえる必要があります。
@ 体積調整(体積増減)
A 形(関節角度)
B 身体機能(ねじれ反発・ダイアゴナル連動・骨盤のあそび)
C 均整(視覚心理)
D 質感
E トレンド感
逆にこれらの概念がひとつでも欠けていれば、ボディメイクとはいえないと考えます。なぜなら、ただ痩せるだけのダイエットではきれいな体型になるとは限らないからです。やせたからといってどんな服でもかっこよく着こなせるようになるかといえばそうでもありません。
どんな服でもかっこよく着こなせるよう体型になるためといったボディメイク&ダイエットをファッションとしてとらえるには、本当の意味での正しいボディメイクとはを理解することがまずは必要なのです。
@ 体積調整(体積増減)
この段階では、いわゆる、痩せた太ったという、一般的なダイエットのレベルです。体重が重いから膝に負担かかるのを改善しようとか、健康に悪いから体重落とそう、服のサイズがLサイズからMサイズになったというレベルになります。痩せる必要ないという方以外は、ボディメイクの基礎中の基礎となる部分ともいえます。しかし、全体の形(シルエット)の変化まで求めるには、以下Aの要素を考慮しなければなりません。そうでなければ、以下の図のように、下半身太りで下半身の方がボリュームある方は痩せても下半身と上半身のアンバランスはそのままということが起きます。これが、落としたい下半身がどうしても落ちない、部分痩せができない、といった原因の一員になっているのです。
あなたは痩せて細くなるには当たり前だと思いませんか?あなたが求めているのは、どんな服でも着こなせるようなカラダになる本当の意味でのボディメイクではないでしょうか?
A 形(関節角度)
いわゆる、見た目の形作り、シルエット作り、ボディライン作りになります。人間のカラダは非常にシンプルにいえば、骨と筋肉である。骨という積み木の積まれ方で、外見のシルエットが変わってきます。同じ体積量のカラダでも、屋台骨となる骨組みが違えば全く別物となっってしまいます。
つまり、外見のシルエット(体型)とは、骨組みというカラダの中心となる屋台骨の積まれ方(関節角度)が作っているのです。そして、その関節角度を決めているのは、筋肉の強さバランスです。たとえば、上記図だと、左側のタイプの人はモモの裏側より表側が強く、背中側が強いがお腹側上部が弱いなどの特徴が出てきます。痩せても姿勢が悪いままとか、痩せても下半身太りは下半身太りのままでは嫌だというニーズに応えるには、ここを考慮しなければ根本的には解決されません。これは、骨盤の傾斜角度、O脚、X脚、左右ゆがみなどと言われている問題でもあります。
通常一般女性の場合、カラダを横から見たとき関節角度が、途中途中で前に傾いていたり後ろに傾いてしていて骨格の関節角度が凸凹しています。(図左)
あのトップモデルの洗練されたボディラインの秘密は何でしょうか?それは頭から足先までつながった直線的なシルエットです(図右)。それは骨格の、直線的な関節角度が構成しているものです。結論から言えば、トップモデルのあの洗練された直線的シルエットを構成する骨格の関節角度は、モデル筋から構成されているのです。
骨格関節角度を垂直な関節角度にしていくことこそモデル体型への大前提ともいえます。この関節角度調整は、骨盤の前後の傾きだけといった一点だけでは不十分だというのは力学的にも容易に理解できることと思います。当然ながら、足首、膝、首など、複合的に関節角度を調整していくことがポイントとなります。具体的には、この直線的なシルエットを構成しているトップモデルに多く見られるモデル筋といいわれる筋肉部位強化のトレーニングを行います。
当然ながら、@体積調整(体積増減)との併用でなければ、この関節角度調整だけやっても、サイズダウンはしません。逆に体落とす必要なく痩せる必要もないという体積を小さくする必要ない人は、このAと下記BだけでOKです。
B 機能(ねじれ反発・ダイアゴナル連動・骨盤のあそび)
トップモデルがマラソンに挑戦するため毎日ジョギングしたとしても脚が変な筋肉のつき方により脚の形が悪くなることはありません。
それはなぜでしょう?
その理由は、前述Aの関節角度に加え、“モデル身体機能”といわれる身体機能がきちんと備わっているからです。
痩せても痩せてみえない場合が多々あります。いくら@体積を減らしA関節角度を整えたとしても、
・ねじれ反発
・ダイアゴナル連動
・骨盤のあそび
の身体機能がなければ痩せてみえない・・・という残念なことになってしまいます。そういう意味でも、
・痩せてサイズは落ちたのに、痩せたといわれない・・・
・痩せたのに、写真写すと痩せて見えない・・・
それにはちゃんと理由があるのです。それは、身体機能解剖学着て視点から、ガチガチした動きのロボット状態だからです。
がんばって痩せたのにボディメイクの最後の仕上げで次第で、痩せたように見えないというのでは努力が無駄になってしまいますね。あなたもそんな状態ではありませんか?
そのためには、ガチガチのロボット状態から、トップモデルと同じようなしなやかな動きができるような身体機能を付加していく必要があります。具体的には、@体積A関節角度調整のトレーニングに、
・ねじれ反発
・ダイアゴナル連動
・骨盤のあそび
という3つの身体機能向上トレーニングを付加していくことになります。
これらのねじれ反発・ダイアゴナル連動・骨盤のあそびという3つのボディメイクに直接影響するボディメイクに特化した身体機能向上トレーニングの身体機能解剖学的概念がないのは、ボディメイクにおいて致命的ともいえます。なぜなら、がんばって痩せたのにボディメイクの最後の仕上げで次第で、痩せたように見えないのですから。
C 均整(視覚心理)
たとえば、顔が大きいという人は、骨格の頭(頭蓋骨)の部分が大きいと考えられます。しかし、全体的に痩せれば、余計、頭の部分が大きく見え、逆にそのアンバランスさが目立ってしまう。頭の骨自体を小さくできれば良いが、通常、骨(頭蓋骨)を削ったりはできません。そこで、頭の部分を目立たなくさせることなら可能かということになっていきます。実際には、頭に目が行かないように、例えば、お腹や鎖骨付近の部位をきれいに整え、インパクトを与え、視線を頭以外に持ってくるようにしていく。また、肩幅があり、いかつくて、気になる場合は、例えば、ウエストをあえて太くして、目立たなくするようにする。 これらは、均整(シェイプリー)という概念である。化粧でいうなら、鼻を高く見せるために、鼻の横に影を入れるような感じもある。絵でいうなら、遠近法に似ているかもしれません。@ABが、体積や形、身体機能という実質要素だとしたら、Cは心理的要素とも言えます。
D 質感(骨格感・皮膚感)
痩せても痩せてみえない人がいます。逆に、それほど痩せなくても、すごく痩せてきれいになる人もいます。その差は何でしょう?それは、質感です。ボディメイクにおける質感とは、骨格感・皮膚感の2つです。緻密に計算されたボディメイクトレーニングなら、エクササイズで骨格感・皮膚感を出すことができます。
鎖骨の浮き出具合や膝や肘の骨感で、ぐんと印象が違うことを感じたことはありませんか?
それは、ちょっとしたことですが、このちょっとしたことこそ、きれいに痩せるための女性ボディメイクには重要な点です。
D トレンド感
1960年代マリリンモンローがトレンドだった時代と、いまでは体型のトレンドが全く異なります。国や地域によっても異なります。たとえば、1960年代では女性は大きく後ろに突き出たヒップがトレンドでした。ヒップのない女性は、やっきになって、ヒップのボリュームを出すことに専念していました。
さて、現在はどうでしょう?時代は正反対になり、ボリュームあるヒップの体型は、今の流行の服のカットには全く合わなくなっています。現在のトレンドはフラットなヒップです。そして当然ながら、ヒップラインはカラダの関節角度が成しているものであり、それを調整していくには、単なるダイエットでは無理であり、関節角度調整という概念と共に「トレンドに合った関節角度トレーニング」が必須となります。
言いかえれば、このトレンドをつかんでボディメイクしていかなければ、せっかく頑張ってボディメイクしても、流行の服が似合わないという悲しい結果になってしまいます。
さらに、好まれる体型のトレンドや流行の服によって、このカラダの関節角度が時代ごとに微妙に変化していきます。2年前でさえ違います。たとえば、2年前はフラットなラインだったのが、いまでは若干立体感あるラインがトレンドということもあります。
トレンドにあったボディメイクをしてみるのが賢い女性の賢い選択ではないでしょうか?
ボディメイクしているのにきれいに痩せられない、ダイエットしたけどモデル体型になれないと思ったら、その辺りを探ってみるのもよいでしょう。
詳しいボディメイク方法は、あなたの信頼のおけるボディメイク専門家かボディメイクを手掛けているパーソナルトレーナーに聞いてみるとよいかもしれません。
その他の部位のボディメイク&ダイエットはこちらを確認。
●下半身痩せダイエット ●お腹ウエスト痩せダイエット ●モデル脚ボディメイク ●モデル体型ボディメイク ●ふくらはぎ痩せダイエット ●姿勢トレーニング ●痩せるダイエット ●二の腕やせダイエット ●本物のボディメイクとは
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